不動産相続のよくあるトラブル・ご相談例
- ホーム
- 不動産相続のよくあるトラブル・ご相談例
不動産相続のトラブルを回避するための具体的な事例と解決策
不動産は分割しにくい財産であり、そのため相続の際にトラブルが発生することがあります。事例を知っておくことで防げるケースも多いため、この記事では実際の相談事例と解決方法をご紹介します。
所沢市で相続不動産の売却実績が豊富な不動産アカデミア株式会社では、1人でも多くの方に満足していただけるように、専門的な知識と経験を活かし最適な解決策を提供します。休日や営業時間外でも対応できますので、不動産の相続に不安がある方はお気軽にお問い合わせください。
【相談】市街化調整区域の土地を他士業と協力して売却できたケース
相談内容 | 市街化調整区域の 土地を売却したい |
---|---|
相談者 | 長男 |
解決策 | 行政書士と連携し許可を取得して売却 |
お客様より「市街化調整区域の土地は売れない」という話を聞いたため、どうにかして売却する方法がないのか相談がありました。市街化調整区域は都市計画法により開発が厳しく制限されているため、一般的には売却が難しい地域です。しかし適切な手順を踏めば、売却することは十分に可能です。
当社では市街化調整区域の土地の売却をサポートするために、以下の流れで進めました。
- 土地の現状調査
- 法的な制約の確認
- 市場価値の評価
- 都市計画法の開発許可
- 買い手の募集
- 契約交渉
今回の相談者様の土地は市街化調整区域でしたが、都市計画法の許可要件を備えています。行政書士と協力して開発許可を取得し、無事に買い手が見つかり売却できました。
当社は不動産業務にとどまらず、士業とのネットワークによりワンストップで不動産に関するあらゆる相談が可能です。
【相談】相続したままの空き家の処理に困っているケース
相談内容 | 相続した空き家をどうしていいのかわからない |
---|---|
相談者 | 長男 |
解決策 | 空き家の活用方法と手放す方法をそれぞれご提案しました。空き家を保持するデメリットが大きいことを理解し、手放す方法として売却をご提案 |
相続した空き家をどうするべきか悩んでいた相談者が来社しました。空き家を保持するメリットとデメリットを説明した結果「早く売却したい」という気持ちに変化します。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
当社では、空き家をそのままの状態で売却することを提案しました。取り壊してからの売却は、費用負担が大きいからです。ほどなく購入希望者があらわれ、無事に売却できました。
当社は「何から始めれば良いか分からない」という相談が多いので、気軽にお問い合わせください。
【相談】相続前に準備できることをアドバイスしたケース
相談内容 | 相続前にできることを知りたい |
---|---|
相談者 | 配偶者 |
解決策 | 相続税の節税対策をしておく |
相続を控えたお客様から「どのような準備が必要か」ご相談がありました。スムーズに不動産の相続手続きができるよう、事前に行うべき査定やその他の準備事項についてアドバイスしました。
まずは現在の市場価値を正確に把握するために、不動産の査定を行います。査定自体は、相続する前でも可能です。相続前に査定することで、相続税の計算や売却時の価格設定が明確になり、必要があれば建物価値を向上させるための修繕やリフォームを行えます。
相続の際に必要になる書類は、不動産の権利証や固定資産税の評価証明書です。権利証は、「登記済証」または「登記識別情報」とも言われます。再発行できない書類なので、保管しているか確認しておきましょう。
相続をスムーズに進めるためには、事前の準備が重要です。相続前に必要な準備について不安がある方は、ぜひ一度当社までご相談ください。
【トラブル】前の世代の名義変更が完了しないで放置されていた事例
トラブル内容 | 祖父の代から不動産の名義変更をしていなかった |
---|---|
相談者 | 長男 |
解決策 | 司法書士と連携して相続人全員と協議のうえ速やかに登記を完了する |
相談者の祖父の代から名義変更が完了しておらず、そのまま放置されていたため相続手続きが複雑化してしまった事例です。相続手続きを進める上で、登記書類の準備に困難が生じていました。
まずは現状を確認するため、法務局で登記事項証明書を取得します。そして、祖父の代まで相続手続きを遡るために戸籍謄本で相続人全員を確認します。相続人に該当する従兄弟にも連絡し、遺産分割協議書を作成しました。司法書士や税理士と連携し、相続登記と税務申告を完了しています。
相続登記は、2024年4月1日から義務化されました。相続人は、取得を知った日から3年以内に登記申請をしなくてはいけません。当社では、経験豊富なスタッフと提携士業とのネットワークにより相続不動産のトラブルをサポートします。
【トラブル】平等に相続しようとして兄弟間で話がまとまらなかった事例
トラブル内容 | 不動産を分割できず平等に相続できない |
---|---|
相談者 | 長男・次男・三男 |
解決策 | 現物による分割にこだわらず代償分割を検討する |
相続財産を平等に分けようとした結果、相続人間で意見が対立し、トラブルに発展したという相談事例です。不動産の分割方法について意見が分かれ感情的になり、話し合いが進まない状況でした。
長男は家の所有権を取得したく、次男と三男は売却して現金が欲しいとの意向があります。一方で3名とも、全員平等に相続したいという気持ちは同じです。そこで当社では、相続した家の査定を提案しました。
現状の価格を把握することで、分割すべき金額が明確になります。その結果、長男が不動産を単独で取得し、次男・三男に対して代償金を支払う「代償分割」を選択することで合意しました。また、換価分割も選択肢の一つとして検討されました。
この方法により、相続人全員が納得する形で相続財産の分割が完了し、トラブルを解消できました。当社では、経験豊富なスタッフが、公平かつ円満な相続をサポートいたします。